韓国代表、シリアに勝利も最悪の内容。国内メディアも指揮官を批判
韓国代表は28日、格下とされるシリアに1-0と辛勝した。結果としては勝ち点3を獲得したが、内容としてはそれこそ最悪の展開となった。
極端に言えば、キ・ソンヨン(スウォンジー)以外のフィールドプレーヤーは全く機能しなかったといってもいいほどだった。シリア戦のために温存したソン・フンミン(トッテナム)も輝きを失っていた。
象徴的な場面もあった。後半アディショナルタイムにはシリアのシュートがポストに当たったシーンだ。相手のシュートも良かったが、守備の乱れが目立った。もしこれが決まっていたら、ウリ・シュティーリケ監督の更迭が現実となっていた可能性も高い。
シリア戦では勝利しているにもかかわらず、世論はすでに彼の更迭を求めている。多くの韓国メディアは「痛烈な反省」を求めており、「ゴールデンタイムが浪費されている。非常灯が点滅している状態」と今の事態を強く批判した。
韓国サッカー界がこれだけ敏感になっている理由はたった一つ。結果が出ていないからだ。シュティーリケ監督率いる韓国代表は24日、中国とのアウェイ戦でまさかの敗北を喫した。スコアは“ウノゼロ”(1-0)。中国相手にゴールを決められなかったのはさておき、負けたのもなんと7年ぶりで、歴史を振り返っても2回目のことだった。内容が最悪だったのは言うまでもない。
中国戦が終わった後、シュティーリケ監督は「シリアには負けてはいけない」と語っていた。そして結果的には勝利を収めている。しかし、昨日の試合後の会見で「運がいい試合もあれば、悪い試合もある」と答えたことで、世論の火に油を注ぐこととなった。