日本代表の岡崎慎司【写真:田中伸弥】
【日本 4-0 タイ 2018年ロシアW杯アジア最終予選】
日本代表は28日、ロシアW杯アジア最終予選でタイと対戦し4-0で勝利した。
5ヶ月ぶりの先発に起用されたFW岡崎慎司は、19分に久保裕也からのクロスにヘディングで合わせてチームの2点目を記録。昨年6月のブルガリア戦以来の代表ゴールであり、通算得点を”50点”の大台に乗せた。
思い切りよく飛び込んだダイビングヘッドは岡崎らしいゴールだが、ここのところ失っていた感覚を取り戻したゴールでもあったようだ。「ああいうヘディングというのは、最近はなかったので。もう一度自分のFWとしての感覚を蘇らせるという意味でも良かったと思います」と喜びのコメントを述べた。
「全然感覚がなかったんですが、最近(フィリッポ・)インザーギのゴール集などをずっと見返して、イメージだけでも持てればって。実際、ボールが当たる瞬間まであのゴールをイメージできたので、本当に自分にとって良かったと思うし、チームにとっても大きかったなと思います」
49点で止まっていた得点数を伸ばしたことだけでなく、90分間ピッチに立ち続けたことにも手応えを感じている様子だ。「フル出場というのも、何年ぶりとかじゃないかなと思います。代表でのフル出場なんか、本当にここ最近なかった気はするので。そういうのも個人的には良かったですね」
実際には、岡崎の代表でのフル出場は2015年9月のアフガニスタン戦(W杯アジア2次予選)以来、約1年半ぶり。持ち味を取り戻したゴールゲッターの得点は、今後の予選の残り試合でも日本代表の大きな武器になるかもしれない。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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