日本代表の吉田麻也【写真:Getty Images】
日本代表は22日、ロシアW杯アジア最終予選・UAE戦へ向け練習を行った。サウサンプトンに所属する吉田麻也は今回の日本代表メンバーに招集されている。
まず最初に「CBなのでチームをリードしていかないといけない。こういう試合だからこそ、W杯を経験している僕や真司、本田さん、佑都くんとか永嗣くんもそうですけど、そういう選手がチームを引っ張っていかないといけないのは当たり前で明確。もちろん今までやっていますし、明日もやっていきたいと思います」と語り、主将の長谷部誠が負傷離脱で抜けた分もキャプテンシーを発揮していくと明かした。
一方で「相手の特徴は、キーマンからの裏へのボールだと思うので、そこを警戒しないといけないです。アウェーの雰囲気に飲まれないことだったり、ジャッジングも警戒してやっていかないといけないので、センシティブな対応を求められると思います。僕もみんなも理解していると思うので、明日やるだけだと思うし、勝って2戦目に挑みたいです。ここで勝てば大きくW杯に近づくと思うので、やるだけです」と、UAE戦に向けての意気込みを語っている。
続けて「世界的に有名な選手とは違う能力だと思いますけど、彼らも自国で大金をもらっている。世界に出ていないだけで、ひとつの特徴だけでいえばヨーロッパの選手に引けを取らない選手もいる。気を緩めないで、サウサンプトンでやっているときのように気を引きしめてやりたいと思います」とコメントした。
また、主審がイルマトフ氏に決まったことに関しては「対戦相手よりも審判がイングランドとは違うので、そこを一番僕自身が気をつけないといけないところだと思います。警告をもらわずに、アグレッシブにどこまでいけるか、そこのさじ加減が求められると思います。難しい戦いになると思うので、そこまであまり気にしていないです」と述べた。
そして最後に「審判に敵対的に行きすぎてジャッジがフリになることも考えられるし、あまりにもソフトにいけばやられる可能性も出てくるし、そこのバランスは大事になってくる。うまくチーム全体のバランスをとって、後ろからコントロールできるようにしたいと思います」とし「国際試合のレフェリーなので英語が通じると思うので、英語でしっかりコミュニケーションを取らないといけないと思います。試合前からそこへの駆け引きは始まっているし、試合を通してもなるべくこっちに運がめぐってくるような駆け引きをしていきたいと思います」と語っている。
(取材:元川悦子、文・構成:編集部)
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