モウリーニョには苦言【写真:goal.com】
バルセロナMFシャビ・エルナンデスが、自身のサッカー哲学を明らかにしている。
今季からヘラルド・マルティーノ監督が就任したことで、スタイルの変化が批判の対象になっているバルセロナ。リーガエスパニョーラ第18節終了時点で首位に立っているが、ファンの試合内容に対する期待は高い。
シャビがスペイン『パネンカ』で語った内容を、『マルカ』が伝えている。
「僕はゴールになりそうな決定的な場面でシュートを外すよりも、ボールを失うことの方が嫌なんだ」
「違うタイプのサッカーをしたら、よりうまくプレーできる。そんな風に考えたら、僕たちは間違いを犯すことになる。僕たちのサッカーが疑われるのは、ここでは本当に要求が高いからなんだ。以前なら誰も僕たちに期待を抱かなかったけれど、現在は常により良いプレーが要求される」
シャビは、結果を追求するあまりファンに楽しさを提供できないサッカーに苦言を呈している。
「結果は平静をもたらす。サッカーのことをよく理解していない人たちは、結果主義に走る傾向がある。(ジョゼ・)モウリーニョなどは、結果主義の監督だ。それを崇拝している。彼はこの国ではあれを勝ち取り、あの国ではそれを勝ち取ったから、自身を“スペシャル・ワン”だと言う」
「だけど、僕はモウリーニョのチームがするサッカーが好きじゃない。欧州でチャンピオンになったインテルを、誰が覚えているんだい? 僕にとっては、遺産を残さなかった。それが(ヨハン・)クライフのオランダとの違いだ。(ロベルト・)ディ・マッテオはチャンピオンズリーグで優勝したけど、僕の見解では彼らはサッカーをしていなかった」