テネリフェの柴崎岳【写真:Getty Images】
スペイン2部のテネリフェに所属するMF柴崎岳は、現地時間19日に行われた第30節のレウス・デポルティウ戦で移籍後の初出場を果たした。
1月末に加入したテネリフェで適応に苦戦していた柴崎だが、前節のヘタフェ戦ではようやく初のベンチ入り。ホームで行われたレウス戦では74分からの交代で出場し、スペインでの初のプレーを披露した。試合は、前半に先制点を奪われていたテネリフェがそのまま0-1で敗れる結果に終わっている。
地元メディア『デポルプレス』は、試合に出場した各選手についての評価を伝えている。柴崎については、「中盤の中央に位置したが、本格的な危険を生み出す可能性はなかった。意欲はあったが、何かを変えるため影響を与えられるような場所からは離れすぎた位置でプレーしていた」と述べ、0-1でリードされていたチームの状況を変える貢献はできなかったという厳しい評価だ。
ホセ・ルイス・マルティ監督も試合後の会見で、柴崎にはもう少し前でボールを繋げるようになってほしいと注文しつつ、チームやスペインのサッカーにより慣れることで改善できるという期待を口にしている。
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