バルセロナのアンドレス・イニエスタ【写真:Getty Images】
バルセロナのスペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、中国から巨額のオファーを受けながらも断ったという。18日付のスペイン紙『アス』が伝えている。
中国の各クラブは、欧州や南米のスター選手を巨額の資金で買い集めて世界のサッカー界を騒がせている。バルサの近年の成功の中心選手の一人として活躍してきたイニエスタに対してもオファーが届いているようだ。
報道によれば、イニエスタは中国からの2件のオファーに対して断りを入れたとのことだ。そのうちひとつは年俸3500万ユーロ(約42億4000万円)という世界トップクラスの条件であり、さらに「アウェイでの試合を戦わなくていい」などの特別待遇も提示されていたと伝えられている。
現時点ではイニエスタは誘いに応じなかったが、中国のクラブは諦めてはいないようだ。今年5月で33歳となるイニエスタは、2018年までとなっているバルサとの契約を延長しておらず、今季が終了すれば残り1年となる。イニエスタ自身はバルサでの現役引退を望みながらも、チームに貢献するパフォーマンスが見せられなくなった時には残留に執着しないとも先日話していた。
来年にはスペイン代表として出場が見込まれるロシアW杯が控えており、「代表キャリアの有終の美となる大会に、中国で1年過ごしたあと出場するというのは良い話ではないだろう」と『アス』は述べている。W杯を迎える時点で現在の契約は満了していることになるが、それまでに契約の延長は行われるのだろうか。
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