2試合連続のスタメンで培われた香川の「感覚」
3戦連続で先発なるか。2017年3月17日のブンデスリーガ第25節、ボルシア・ドルトムントはホームでインゴルシュタットと戦う。
11日の第24節ヘルタ・ベルリン戦、14日のDFBポカール準々決勝シュポルトフロインデ・ロッテ戦と、2戦連続でフル出場中の香川真司。ヘルタ戦の後では「そういう感覚はすごく大事にしていきたい」と語っていた。
「今日(ヘルタ戦)は割と自分の中でフリーに動き出しをしたり、割とスペースに走り込んで行ったり、動きに変化だったり工夫を加えながら試合に入れたと思います」
他の誰でもない自分。自分が自分であるが故の特徴を、ピッチの上に示す。そんな手応えをヘルタ戦で手に入れた香川。続くロッテ戦では「感覚」を元に、中盤の軸として“違い”を見せ、3-0の勝利に貢献した。2点目のシュールレのダイレクトボレーに繋がるパスは、カストロやゲレイロには出せない類のボールだ。調子は上向いている。
4日の第23節レバークーゼン戦から、中2日、3日での連戦が続いているドルトムント。インゴルシュタット戦でようやく過密日程も終わりを迎える。ブンデスリーガの第25節が終われば、代表ウィークに突入する。
節目のインゴルシュタット戦で、香川は先発を飾ることができるだろうか。16日の前日会見で、トーマス・トゥヘル監督は、香川について言及した。
「現在、彼は抜群に調子がいい」
ヘルタ戦、さらにロッテ戦を通して培われている香川の「感覚」は、トゥヘル監督の目にも明らかな程に、より確かなものとなってきているようだ。