日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督【写真:編集部】
日本サッカー協会(JFA)は16日、ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦(23日)とタイ戦(28日)に向けた日本代表メンバーを発表した。
今回招集された25名のメンバーの平均年齢は27.64歳。これは、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督が2015年3月に就任して以来、メンバー招集時点での平均年齢としては最も高いものとなった。
ハリルホジッチ監督は今回も含め、トレーニングキャンプのみではなく国際試合を戦うための代表招集を12回行ってきた。追加招集によるメンバー変更などを考慮せず、最初の招集が行われた時点での平均年齢としては、昨年3月のアフガニスタン戦、シリア戦に向けたメンバーが平均27.33歳でこれまでの最高だった。
逆に、ハリル体制で平均年齢が最も低かったのは2015年7月に行われた東アジアカップ2015。国内組のみのメンバー構成となったこの時の招集選手の平均年齢は25.96歳だった。
今回の招集メンバーには34歳のMF今野泰幸が約2年ぶりの復帰を果たしたほか、久々の招集となったその他の選手も30歳のMF高萩洋次郎や28歳のMF倉田秋という比較的年齢の高い顔ぶれ。W杯予選突破に向けて絶対に勝ち点を獲得しなければならない2試合に向け、ハリルホジッチ監督が経験重視のメンバー選考を行ったことが数字にも表れている。
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