今季のCLでイングランド勢唯一のベスト8進出となったレスター【写真:Getty Images】
マンチェスター・シティは現地時間15日、チャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグでモナコと対戦し、アウェイで1-3の敗戦。1stレグではホームで5-3の先勝を収めており、2試合合計6-6で並んだが、アウェイゴール差によってベスト16敗退が決定した。
昨季はベスト4まで勝ち進んだシティだったが、ここ4シーズンでベスト16敗退は3度目と、クラブ史上初のCL優勝の道のりは遠い。
一方、リーグ戦では残留争いを演じている岡崎慎司所属のレスター・シティは、セビージャを下して今季のイングランド勢で唯一となるベスト8に進出している。アウェイでの1stレグは1-2で落としていたが、クラウディオ・ラニエリ前監督を解任後に臨んだ2ndレグではホームで2-0と勝利し、逆転突破を決めた。
クラブ史上初のCL出場となったレスターは、初参加のクラブがベスト8まで勝ち進むのは2012/13シーズンのマラガ以来2クラブ目となった。レスターはCLベスト8に進出した8つ目のイングランドのクラブとなったが、これは他のどのリーグよりも多い。
しかし、近年のCLではイングランド勢の低迷が目立つ。過去5シーズンに目を向けると、ベスト4に進出したのは15/16シーズンのシティと13/14シーズンのチェルシーのみ。全20クラブのうち15クラブはグループステージを突破しているが、そのうち11クラブがベスト16で敗退している。
今季はベスト8にバルセロナ、レアル・マドリー、アトレティコ・マドリーが名を連ねているように、スペイン勢が上位を占める。ここ3シーズンではいずれもリーガエスパニョーラのクラブが優勝しており、イングランドは後塵を拝している。
昨季は奇跡のプレミアリーグ優勝を遂げ、今季のCLではイングランド勢で唯一ベスト8に進出したレスター。国内ではプレミアリーグ残留という至上命題を課されながら、CLでも重役を担っている。
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