リーグ戦で左すねを6針縫う怪我を負っている長谷部誠【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は16日、ロシアW杯アジア最終予選のUAE戦(23日)とタイ戦(28日)に向けた日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今回の遠征メンバーに負傷を抱える長谷部誠を選出した。
フランクフルトに所属する長谷部は、現地時間11日のブンデスリーガ第24節バイエルン・ミュンヘン戦に先発出場するも、相手のループシュートのクリアを試みてゴールポストに衝突。左すねに裂傷を負って途中交代を余儀なくされた。
その後、長谷部本人がインスタグラムで負傷の状況を説明し、左すねを6針縫ったことと、大怪我ではないことが明かされていた。一部では骨にまで届く重傷という報道もあったが、無事に日本代表メンバー入りを果たしている。
ハリルホジッチ監督はそんな長谷部の現状について「もうすでにトレーニングを始めている」と述べ、「非常に強い我々のキャプテンです。彼なしのチームは現在考えられない」と絶大な信頼を寄せている。
中盤では様々な選手が試され、山口蛍だけでなく大島僚太や柏木陽介らがチャンスを与えられてきた。しかし、長谷部だけはどんな試合でもピッチに立ち、不動の大黒柱として苦しい時もチームを支えてきた。
クラブではセンターバックという新境地を切り開き、33歳になっても成長を続けるキャプテンへの信頼は揺るぎない。長谷部はハリルホジッチ監督率いる日本代表に欠かすことのできない数少ない選手の1人であることが、改めて証明された。
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