試合前ウォーミングアップで笑顔を見せる柴崎岳【写真:Getty Images】
現地時間12日に行われたスペイン2部第29節のヘタフェ戦で、テネリフェ加入後初のベンチ入りを果たした柴崎岳。地元紙『エル・ドルサル』は次節でのデビューを予想している。
チームの全体練習に復帰して2週間ほど経った柴崎は、けが人続出の影響などもあって12日のアウェイ遠征に帯同。ベンチ入りも果たしたが、出場機会は巡ってこなかった。
だが、『エル・ドルサル』紙は「ホセ・ルイス・マルティ監督は先週大きな進歩があってメンバーに含めた。コーチ陣にポジティブな価値があると示したことが招集の理由」と、柴崎の状態が確実に上向いていることを指摘している。
そして「最終的にベンチ入りして試合前にボールを触るにとどまったものの、デビューは19日に本拠地で行われるレウス戦になるだろう」と、次節のホームゲームでのお披露目を予想している。
クラブの全面的なサポートを受けて復帰への道のりを歩んできた柴崎は、苦しい時を乗り越えてスペインでの大きな一歩を踏み出そうとしている。中盤のポジション争いは熾烈だが地元での期待は大きく、昇格争い中のテネリフェの本拠地エスタディオ・エリオドロ・ロドリゲス・ロペスでサポーターから盛大な歓迎を受けることだろう。
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