ロアッソ熊本の佐藤昭大【写真:Getty Images】
12日に行われた明治安田生命J2リーグ第3節のロアッソ熊本対モンテディオ山形戦で、熊本のGK佐藤昭大が後半アディショナルタイムに劇的な同点ゴールを記録した。
山形に1点をリードされて迎えた後半アディショナルタイム、反撃を試みる熊本はCKを獲得すると、GKの佐藤も前線に上がってペナルティーエリア内へ。MF上里一将がニアへ上げたクロスにその佐藤が頭で合わせ、90+2分に1-1の同点となるゴールを記録した。試合はそのまま1-1で引き分けている。
Jリーグの公式戦でGKがゴールを記録するのは通算8人目。その中でもおそらく最も劇的なものと言えるのは2014年11月、山形に所属していたGK山岸範宏(現ギラヴァンツ北九州)がJ1昇格プレーオフ準決勝のジュビロ磐田戦で後半アディショナルタイムに決めたゴールだった。そのゴールで決勝へ勝ち進みJ1昇格も果たした山形だが、今回は決められる側となってしまった。
GKのヘディングによるゴールはその山岸に続いて2例目。それ以前の6人のスコアラーのうち1点はPK、それ以外は自陣からのロングボールが風に乗るなどして相手ゴールに決まった形だった。
過去にサンフレッチェ広島や鹿島アントラーズなどでプレーした佐藤は2016年から熊本に所属。プロキャリアで初めての得点となる。
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