ジェラール・ピケ【写真:Getty Images】
バルセロナは現地時間8日、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグでパリ・サンジェルマン(PSG)に6-1で勝利を収めた。
アウェイでの1stレグを0-4で落としていたバルサだったが、CL史上初めて4点差をひっくり返す大逆転で10年連続となるベスト8進出を果たした。奇跡として大きな話題となっている試合を終え、選手たちも歓喜に包まれている。スペイン紙『アス』などが伝えた。
PSGの強力な攻撃を1点に抑えて逆転突破に貢献したバルサのDFジェラール・ピケは「これぞ最高に偉大なことだ。何とも比較はできない。たくさんの人々、とりわけ(アリゴ・)サッキや(レイモン・)ドメネクといった指導者たちが僕たちを葬ろうとしてきた。僕らも放棄しそうになっていたが、今ここにいるんだ」と批判や逆境を跳ね除けての勝利を誇っている。
かつてミランを率いた名将アリゴ・サッキ氏は伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で1stレグでPSGに敗れた直後に「バルサは死した王。現在、欧州の盟主の座にいるのはレアル・マドリー」と述べ、元フランス代表監督のレイモン・ドメネク氏は、仏紙『レキップ』で2ndレグ直前にバルサを「欧州を影で支配するクラブ。守備と中盤に弱点がある」とこき下ろしていた。
綿密に練り上げたプランをもってPSGに大逆転勝利を収めたバルサ。このままの勢いを継続してルイス・エンリケ監督ラストイヤーを最高の形で締めくくりたいところだ。
【了】