田代有三【写真:Getty Images】
元日本代表のFW田代有三が、オーストラリア2部ナショナル・プレミアリーグのウーロンゴン・ウルブスに加入した。クラブの公式フェイスブックで発表されている。
過去に鹿島アントラーズやモンテディオ山形、ヴィッセル神戸などで活躍した田代は、昨年末に契約満了でセレッソ大阪を退団してフリーになっていた。
2008年に日本代表として3試合に出場した同選手は、新しい舞台にオーストラリアを選んでいる。
同クラブの監督は、「有三は我々の攻撃陣をより強力にしてくれる。すでに力を証明してきたストライカーだ。昨シーズンの我々がゴール前で何度もチャンスを逃して失望したことは秘密ではない。今の我々には強力な前線がある」と、田代の加入を喜んだ。
クラブの発表によると、田代に対しては日本国内外から複数のオファーがあったという。その中でウーロンゴン・ウルブスに加入することを選んだ34歳の同選手は、「これまで素晴らしいキャリアを過ごしてきました。そして、次の大きな挑戦を求めていました。ウーロンゴンにホームを見つけることができてとても幸運です。チームメートもコーチ陣も素晴らしく、とてもフレンドリーです」と述べている。
田代は2015年、海外挑戦を目指すため神戸を退団したが、夢は実現せず、同年3月にC大阪に加入していた。田代にとっては、念願の海外移籍実現となっている。
クラブによると、田代は今月11日に行われるパラマタ戦から出場可能とのことだ。
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