マンチェスター・ユナイテッドのズラタン・イブラヒモビッチ【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチは、相手選手への“肘打ち“により3試合の出場停止処分を受ける可能性があるかもしれない。5日付の英紙『デイリー・メール』が見通しを伝えている。
現地時間4日に行われたプレミアリーグ第27節のユナイテッド対ボーンマス戦では、ボーンマスのDFタイロン・ミングスとイブラヒモビッチがお互いに食らわせたラフプレーが騒ぎを生んでいる。前半終了間際にかけての2つのプレーだった。
ミングスはFWウェイン・ルーニーとイブラヒモビッチが転倒しているところに接触してバランスを崩し、イブラヒモビッチの側頭部を足の裏で蹴りつける形となった。その直後にはCKの場面での競り合いで、イブラヒモビッチがミングスの顔面に激しい肘打ちを食らわせた。
これらのプレーでケビン・フレンド主審から“お咎めなし“に終わった両者は、試合後には故意のラフプレーではなかったことを主張している。だが『デイリー・メール』は、イングランドサッカー協会(FA)が映像を確認して処分を検討する可能性が高いと伝えている。
映像判定により悪質なプレーと認められた場合、両者に3試合の出場停止処分が科される可能性がある。イブラヒモビッチはFAカップ準々決勝のチェルシー戦と、その後のプレミアリーグのウェスト・ブロムウィッチ戦、ミドルスブラ戦を欠場することになってしまうかもしれない。
ルーニーは自身も関与したミングスのラフプレーに不満をあらわにし、「相手の頭を踏みつけようとするのは間違っている。試合後に罰が下されるはずだ」と処分を求めた。一方でイブラヒモビッチの肘打ちについては「CKを蹴っていたので見ていない」としながらも、「2人ともボールに行ったと思う」とチームメートを擁護している。
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