ズラタン・イブラヒモビッチとタイロン・ミングス【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドのFWズラタン・イブラヒモビッチとボーンマスのDFタイロン・ミングスは、お互いが相手に食らわせた“ラフプレー“が意図的なものであったことを否定している。英メディア『BBC』などが試合後のコメントを伝えた。
ユナイテッドとボーンマスは現地時間4日に行われたプレミアリーグ第27節の試合で対戦。44分には接触プレーの中でイブラヒモビッチとFWウェイン・ルーニーが転倒し、こぼれ球を追おうとしたミングスがルーニーに当たってバランスを崩した結果、イブラヒモビッチの側頭部を踏みつけるような形となる場面があった。
その直後のコーナーキックの場面では、ミングスと競り合ったイブラヒモビッチが相手の顔面に激しい肘打ちを食らわせた。だがイブラヒモビッチは報復を否定し、「オレはピッチ上で誰かを攻撃するような人間じゃない。高くジャンプしたところで、向こうがオレの肘に飛び込んできたんだ」とコメントしている。
一方のミングスも、イブラヒモビッチを踏みつけたのは意図的なものではなかったと主張している。「彼のことは見えてもいなかった。不運な状況だったよ。もちろんわざとじゃなかった」とクラブ公式サイトがコメントを伝えた。イブラヒモビッチの肘打ちが意図的であったかどうかについては「分からない」と述べた上で、「良いバトルだった。楽しむことができたよ」と続けている。
両者ともにこれらのプレーで審判から罰せられることはなかった。試合は前半を1-1で折り返し、後半にはユナイテッドが勝ち越しゴールの絶好のチャンスを迎えたものの、イブラヒモビッチがPKを失敗。そのまま1-1のドローに終わっている。
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