シャペコエンセのアラン・ルシェウ【写真:Getty Images】
昨年11月にコロンビアで発生した飛行機墜落事故から生還したシャペコエンセのDFアラン・ルシェウは、実戦復帰に向けてピッチ上でのトレーニングを再開した。3日にインスタグラムで報告を行っている。
ブラジル1部リーグのクラブであるシャペコエンセは、コロンビアでの開催が予定されていた試合へと向かう飛行機が墜落。選手19名を含む71名が命を落とす惨事となったが、墜落現場から6名が奇跡的に救助された。
生還者の一人であるアランは事故から18日後の昨年12月16日に退院し、プレー復帰を向けたトレーニングを行っていくことに意欲を見せていた。退院翌日の会見では、半年ほどでの復帰を目指すことを見据えていると話していた。
事故から3ヶ月が経過し、アランのコンディションはかなり回復している様子だ。「神様ありがとう。また一歩前進できた」という言葉とともにインスタグラムに投稿した動画では、ピッチ上にコーンを置いて軽快なステップでダッシュやターンなどを行う様子を見せている。
新たな選手らを加えたシャペコエンセはすでに新シーズンをスタートさせ、サンタカタリーナ州選手権などの試合を戦っている。来週には、コパ・スダメリカーナ王者として出場権を手に入れたコパ・リベルタドーレス2017での戦いも開始される。アランが再び公式戦のピッチに立つ日もそう遠くはないかもしれない。
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