ヴィッセル神戸でプレーしたイルハン・マンスズ【写真:Getty Images】
トルコのガラタサライに所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、J1のヴィッセル神戸へ移籍することが2日に両クラブから発表された。3日付のトルコ紙『ミリエット』は、ポドルスキの新天地となるクラブにはかつてトルコのスター選手が在籍していたことも伝えている。
元トルコ代表FWのイルハン・マンスズは、日本と韓国で開催された2002年ワールドカップに出場し、トルコの3位躍進に大きく貢献。“イケメン“としても話題になったストライカーは、W杯1年半後の2004年2月に神戸に加入して再び日本で大きな注目を集めた。
「ヴィッセル神戸のオーナーである三木谷浩史は、再びトルコに目を向けた。最初に行った取引は、ベジクタシュからイルハン・マンスズを獲得したことだった」と『ミリエット』は伝えている。楽天の代表取締役である三木谷氏が2004年1月にヴィッセルの営業権を買収し、最初に行った大型補強がイルハンの獲得だった。
だが、そのイルハンは負傷の影響もあって日本でわずか3試合の出場に終わり、半年で退団することになった。「イルハンは期待外れだった。それから年月が過ぎ、(神戸は)クラブの歴史上最大の補強をトルコから行うことになった。今度はガラタサライからだ」と、トルコの強豪クラブから神戸への2つの移籍が対比されている。
神戸でのポドルスキの背番号は「10番」となることが濃厚視されているが、9番や20番が同じく空き番号となっていることにもトルコ紙は注目。「10番と20番はドイツ代表、9番はアーセナルでの番号だった。ポルディ(ポドルスキ)は3つのいずれかを着たいと望むかもしれない」と予想されている。
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