DAZN謝罪会見【写真:編集部】
今季からJリーグを中継する「DAZN(ダ・ゾーン)」の提供元であるパフォーム・インベストメント・ジャパンが2日、都内で記者会見を開き、Jリーグ開幕節で起きた配信トラブルについて謝罪した。
2017年シーズンから10年間総額2100億円という巨額放映権を獲得したDAZNだが、開幕戦からトラブルが続出。J1のガンバ大阪対ヴァンフォーレ甲府、J2の愛媛FC対ツエーゲン金沢の試合などが視聴できない事態が発生した。
試合翌日には「配信映像へ方式変換するプラットフォームにあるスケジューリングシステムの構築誤差」が原因だと発表するも、「稀な事象」だという見解を示していた。
DAZN側は詳細について、「2月26日、午後4時半前後に終了した7つの試合に対し、ライブ配信終了後に『見逃し配信』を自動的に起動するコンテンツ制作ツールが、複数の試合を同時に処理を開始したが、システムの一部に不具合があったため、結果データベースの破損、さらにはエンコーディングプラットフォームに障害を起こした(リリースを一部抜粋)」とし、「試合を同時配信したことが原因ではない」と説明した。
会見に出席したジェームズ・ラシュトンCEOは、「先週末のDAZNプラットフォームの不具合においてご迷惑をおかけしたすべてのファン、ステークホルダー、そしてパートナーのみなさまに今一度心より深くお詫び申し上げます。放送プラットフォームを提供する立場として、この責任を重く受け止めており、先週末の我々のパフォーマンスは決して許されるものではないと思っています」と謝罪している。
なお、25日~26日の間にログインを試みた加入者には2週間の無料期間を提供することが発表された。
【了】