代車でスタジアムに到着したクリスタル・パレスの選手たち【写真:Getty Images】
クリスタル・パレスは、勘違いしたサポーターにより思わぬ損害を受けたようだ。27日付の『ザ・サン』などが報じている。
現地時間25日にプレミアリーグ第26節が行われ、34分にDFパトリック・ファン・アーンホルトが決めたゴールを最後まで守り切ったホームの17位C・パレスが、残留争いにおいて直接的なライバルとなる16位ミドルズブラを1-0で下した。この結果、C・パレスはハル・シティを追い抜いて順位を浮上。この日対戦したミドルズブラと勝ち点で並ぶことになった。
しかしその一方で、C・パレスは試合とは関係ない所で思わぬ損害を受けていたという。試合前日の金曜日の夜、頻繁に対戦チームが宿泊するとされているホテルへとやって来たサポーターグループは、ホテルの外にクラブバスが駐車されているのを発見。そこでこれをミドルズブラのクラブバスと判断した同グループは、翌日に行われる試合を考慮してか、バスの片側にスプレーなどで青色と赤色に着色すると、その上に白色で「Crystal Palace FC」と文字を書いたとされている。
ところが、実際にはこのバスがC・パレスのクラブバスだったという。翌朝にこれを見たサム・アラダイス監督は憤慨し、急遽代車を用意するよう指示。一方、警察に通報したクラブは、この“グラフィティ”事件により約4万ポンド(約560万円)の損害を被ることになったと報じられている。
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