昨季サンフレッチェ広島でプレーしたピーター・ウタカ【写真:Getty Images】
J1のFC東京は1日、サンフレッチェ広島からの期限付き移籍で元ナイジェリア代表FWピーター・ウタカを獲得したことを発表した。背番号は9に決定している。
ナイジェリア代表として9試合の出場歴もあるウタカは、2015年に中国の北京国安から清水エスパルスに加入。清水がJ2に降格した2016年には広島に期限付き移籍し、19ゴールを挙げる活躍でヴィッセル神戸のレアンドロとともに得点王に輝いた。
2017年の契約については交渉が難航し、プレーするチームの決まらないままシーズン開幕を迎えていたが、日本での3つ目のクラブとしてFC東京でプレーすることが決まった。保有権は清水から広島へ移っており、広島から期限付きでFC東京に移籍する形となる。なお、契約により期限付き移籍期間中にサンフレッチェ広島との試合には出場できない。
「FC東京に加入することができて大変うれしく思います。チームメイトや熱狂的なファン・サポーターのみなさんにお会いできるのが楽しみです。まずは自分のコンディションを上げるために、一生懸命トレーニングに励みたいと思います。一試合一試合に全力を尽くし、FC東京のために戦いますので、応援よろしくお願いします」とFC東京のオフィシャルサイトでウタカによるコメントが伝えられている。
FC東京は2009年、10年にジュビロ磐田でJ1得点王となったFW前田遼一が2015年から在籍しているのに加え、2013~15年の3年連続得点王となったFW大久保嘉人を今季川崎フロンターレから獲得。ウタカも含めて3人の得点王経験者を攻撃陣に擁することになった。
【了】