横浜F・マリノスの齋藤学【写真:Getty Images】
J1リーグ開幕戦が25日に行われ、横浜F・マリノスは浦和レッズと対戦し3-2の勝利をおさめた。昨季まで中村俊輔がつけていた背番号10を託され、新主将となった26歳のFW齋藤学が、この試合で2アシストを記録する活躍を見せている。
一時は横浜FMを退団して欧州移籍の可能性を探っていたが、最終的に契約を更新してチームに残留することに決まった。それに伴い、背番号も変更されチームのキャプテンに就任している。チームの中心的な存在として、その覚悟をプレーでも見せつけた。
試合開始して13分、左サイドからドリブルで仕掛けた齋藤が相手を引きつけると、ダビド・バブンスキーにラストパスを送り先制点をアシストしている。その後、2点を追加されて逆転されたが、86分にウーゴ・ヴィエイラがゴールを決めて同点に追いついた。
そして後半アディショナルタイム、またも齋藤がドリブルを仕掛けて相手を引きつけると、中央に走っていた前田直輝の存在に気付きラストパスを送る。そして前田がゴールを決めて逆転に成功した。齋藤自身が決定機を外す場面もあったが、ドリブルセンスと視野の広さを見せつけチームを勝利に導いている。
【了】