ボルシア・ドルトムントの香川真司【写真:Getty Images】
ボルシア・ドルトムントに所属する日本代表MF香川真司は、今シーズン限りでクラブを去る可能性があるとドイツで報じられている。
香川は2010年にセレッソ大阪からドルトムントに一度目の加入。ブンデスリーガ2連覇に大きく貢献する活躍を見せ、2012年夏にはプレミアリーグの強豪マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を果たした。
2014年には再びドルトムントに復帰し、昨季はかつての姿を取り戻したような好調ぶりも見せていた。だがトーマス・トゥヘル体制2年目の今季は出場機会が減少し、ここまでリーグ戦21試合のうち10試合の出場にとどまっている。先発での出場はわずか5回しかない。
ドルトムントのハンス=ヨアヒム・ヴァツケCEOは独紙『ルールナハリヒテン』のインタビューで、来シーズンに向けて攻撃陣のメンバー整理を示唆。「特に攻撃陣には、選手が多くなりすぎる傾向がある。その部分に何か起こるかもしれない」と話している。「チームをよりパワフルにしたい。メンタルの強い選手を獲るかもしれない」とも述べた。
21日付の『キッカー』はこれを受け、夏の移籍市場で放出候補となり得る5人の選手の名前を挙げた。香川のほかパク・チュホ、セバスティアン・ロデ、ヌリ・シャヒン、エムレ・モルの5人について、「どうなるかは分からない。この中の誰かはチームを去ることを望むか、去らなければならないかもしれない」と述べられている。
ブンデスリーガのここ2試合では交代出場となった香川だが、先発奪回に向けてポジティブな姿勢で戦い続ける意志を示している。来季もドルトムントでプレーを続けるためには、残り3ヶ月となった今シーズン中に十分なアピールを見せることが必要かもしれない。
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