フルミネンセ在籍時のロナウジーニョ【写真:Getty Images】
元ブラジル代表FWのロナウジーニョは、ついに現役引退を決断することになるのかもしれない。ブラジル『TVグローボ』での発言をスペイン『EFE通信』が伝えている。
バルセロナやブラジル代表などのエースとして活躍したロナウジーニョは、2015年9月に母国ブラジルのフルミネンセを退団して以来、どのクラブにも所属していない。単発のチャリティーマッチなどに出場することはあったが、本格的なプレーからは1年半近く遠ざかっている。
それでも現役続行の意欲は見せ続けており、世界中の様々なクラブからオファーを受けていることが報じられてきた。今月には古巣バルサのアンバサダーに就任することが発表されたが、それでも現役引退を表明したわけではなかった。
だが、ついにその時はやって来ることになりそうだ。「来月には37歳になる。年齢は誰にでもやって来るものだ。新しい方向へ進むべき時だ」とロナウジーニョは語り、引退を強く示唆している。
3ヶ月や6ヶ月という短期間のオファーを提示しているクラブがあることも明かしつつ、次にプレーする試合が引退試合である可能性にも言及した。「引退試合をするのかどうか、最後にどこかで3ヶ月プレーするのか、確実なことは決まっていない。だが近いうちに決断することになると思う」
バルサとフルミネンセのほかにグレミオ、パリ・サンジェルマン、ミラン、フラメンゴ、アトレチコ・ミネイロ、ケレタロ(メキシコ)でもプレーしたロナウジーニョは、所属した各クラブで引退試合を開催することも検討しているという。世界を魅了したファンタジスタのプレーを見ることができる機会もあとわずかとなりそうだ。
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