アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督は、今シーズン限りで監督業を引退する可能性については否定しながらも、アーセナルを去る可能性については否定はしていない。17日付の英メディア『スカイ・スポーツ』などが伝えた。
1996年以来20年間以上にわたってアーセナルを率いていたヴェンゲル監督だが、今季終了後にその仕事を終えるのではないかという憶測が強まりつつある。今年夏までとなっている契約は延長されていない。
プレミアリーグでの13年ぶりの優勝が厳しい状況に追い込まれたことに加え、チャンピオンズリーグでも決勝トーナメント1回戦のバイエルン・ミュンヘンとの1stレグに大敗。ファンからはヴェンゲル監督退任を求める声が強まっている状況だ。
17日の会見で自身の去就について質問を受けたヴェンゲル監督は、「現時点ではチームの未来が重要であり、私の未来は重要ではない」と主張。今季終了後の身の振り方についての具体的な見通しへの言及は避けた。
だが、今季限りで監督業から引退する可能性については明確に否定した。「何が起こるとしても、私は来シーズンも指揮を執る。ここかもしれないし、どこか別の場所かもしれないがね。それだけは絶対に確実だ」と述べている。
今週末はプレミアリーグの試合は行われず、アーセナルは現地時間20日のFAカップ5回戦で5部のサットン・ユナイテッドと対戦する。
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