アーセナルに大勝したバイエルン・ミュンヘン【写真:Getty Images】
チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦の1stレグ4試合をを終え、ブックメーカーにおける今大会の“優勝候補“予想には大きな変動があった。17日のスペイン紙『アス』が伝えている。
準々決勝進出を巡る16チームの戦いは、まだ4つのカードの1stレグが行われたのみ。半分のチームは試合すらしておらず、すでに1stレグを戦ったどのチームも敗退が決まったわけではない。だが1stレグのスコアにより突破が非常に困難な状況に追い込まれたチームもあり、最終的な優勝予想にも影響が及んでいる。
今週行われた1stレグの試合前の時点では、優勝の最有力候補としてブックメーカー各社でオッズが最も低く設定されていたチームはバルセロナだったという。だがそのバルサはパリ・サンジェルマン(PSG)との1stレグで0-4という衝撃的な大敗を喫した。
試合を終えた現在では、大手ブックメーカーでバルサの優勝に賭けた場合のオッズは「41倍」という数字となっている(『Bwin』のみ29倍)。現時点での優勝確率はモナコと同程度で、16チームの中でも下半分に入るという評価だ。一方、バイエルン・ミュンヘンとの1stレグに1-5で大敗したアーセナルは101倍~151倍となっており、レバークーゼン(101倍~251倍)に次いで優勝の可能性が低いチームになったとみられている。
バルサに代わってブックメーカーによる優勝候補筆頭に浮上したのはアーセナルに大勝したバイエルンで、倍率は各社とも3.75倍。ナポリに先勝したレアル・マドリー(5倍)、バルサを下したPSG(7倍)、まだ試合をしていないユベントス(8~9.5倍)が続いている。
【了】