ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督(左)とマウリツィオ・ザンパリーニ会長(右)【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAの名物会長がまた一人クラブを手放すようだ。16日、イタリア『フットボール・イタリア』が報じている。
指揮官を頻繁に交代することで有名なパレルモのマウリツィオ・ザンパリーニ会長は3月3日をもってクラブを売却するとみられている。同会長は2002年にパレルモを買収して以来、実に15年で39回の監督交代を行なっている。
ザンパリーニ会長が最も多く監督交代を行なったのは2015/2016シーズンで、1シーズンの間に8回指揮官を変えている。同氏は当シーズンに解任した指揮官を再び呼び戻すことでも有名で、その2015/2016シーズンにはジュゼッペ・イアキーニ監督とダビデ・バッラルディーニ監督、ジョバンニ・ボージ監督(下部組織監督)が1シーズンで2回監督に就任している。
強引な経営手法が話題を集めたザンパリーニ会長だったが、イタリア3部が主戦場だったクラブをセリエA常連チームに引き上げた敏腕さも発揮していた。また一人イタリアから名物会長が去ることとなりそうだ。
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