ミランにとって良い補強と後押し【写真:goal.com】
日本代表のアルベルト・ザッケローニ監督は、MF本田圭佑がミランに適応できると信じている。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』のインタビューで、ミランにとって本田の獲得は良い補強だと語った。
4日にミラノ入りした本田は、移籍手続きの関係で6日のアタランタ戦に出場できない。8日に入団会見に臨み、12日のサッスオーロ戦でのデビューが期待されている。
日本代表で本田を指導するザッケローニ監督は、母国イタリアのファンに向けて、本田は優れた選手だと太鼓判を押している。
「(本田獲得はミランにとって)確実に良い補強だ。もっと前に主要リーグへ行かなかったことが驚きだよ。移籍金の問題だったんだろうね。CSKAモスクワは売却を必要せず、それはミランでも簡単に獲得できなかったことからも分かる」
「本田にはパワー、テクニック、スタミナ、そしてパーソナリティーもある。左利きで、素晴らしいシュートを打てるんだ。FKもうまい。彼を倒すのはとても難しいことだよ。典型的な日本人ではないんだ。ただし、国のことを非常に深く思っており、その点ではすごく日本人なのだがね。話すときも平凡なことは言わない」
また、本田がイタリアに適応できるかと問われると、ザッケローニ監督はこのように答えた。
「できると思う。友達をつくることについては分からないよ。彼は長友(佑都)とは違う。長友は日本の“ナポリ人”なのさ。ただ、仕事において、本田はうまく適応できるはずだ」
ミランは本田を4-3-2-1の2列目で起用し、MFカカーとともにFWマリオ・バロテッリを支えるシステムにすると見られている。ザッケローニ監督は本田にも適したシステムだと語った。
「良い解決策になり得る。本田は多くのポジションでプレーできるんだ。ただ、2列目でベストを出せることは確かだよ。1トップでも2トップでもやれる。前線と中盤をつなぐ典型的な選手だよ」