U-19セルビア代表でプレーしていた当時のリャンコ【写真:Getty Images】
ユベントスは、ブラジル1部サンパウロに所属するDFリャンコの獲得に向けてオファーを提示したようだ。15日付のブラジルの『イストエ.com』が伝えている。
アタランタに所属するDFマッティア・カルダーラやアスコリに所属するFWリッカルド・オルソリーニなど、将来有望な選手にも注目しているユベントス。そこで、現在同クラブが獲得に関心を示している選手がリャンコだという。
現在20歳のリャンコは、セルビアに帰化したブラジル出身のDFだ。ブラジル1部ボタフォゴの下部組織で育った同選手は、2015年にサンパウロに移籍。そして、同年7月1日にトップデビューを果たし、これまでに公式戦21試合に出場して1得点をマークしている。
ユベントスは、数ヶ月間の入念なスカウティングを経てリャンコの獲得に乗り出すことに決めたようだ。そのことを、サンパウロのカルロス・アウグスト・ジ・バロス・イ・シウヴァ会長が明かしている。
「我々はこれまでにユベントスと何度も会話をし、その間に正式なオファーを受け取ったよ。しかし、アトレティコ・マドリーからもオファーが届いている。我々は近々この2つのクラブと交渉をするつもりだ」
伊メディア『カルチョメルカート.com』によると、ユベントスはボーナスを含めて500万ユーロ(約6億円)未満の金額を提示したものの、サンパウロは移籍金を800万ユーロ(約9億6000万円)~900万ユーロ(約10億8000万円)に見積もっているとのことだ。
新たな若手選手を発掘したユベントス。果たしてアトレティコとの争奪戦を制することはできるだろうか。
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