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「日本のニュー・センセーション」。ベルギーメディアが久保裕也を特集

text by 編集部 photo by Getty Images

久保裕也
ヘントに加入した久保裕也【写真:Getty Images】

 ベルギーのヘントに加入して上々のデビューを飾った日本代表FW久保裕也に対しては、現地メディアも注目の目を向けている様子だ。10日付のベルギー紙『ヘット・ニウスブラット』は久保を紹介する特集記事を掲載した。

 久保はスイス1部のヤングボーイズから1月にヘントへ移籍。1月29日に行われた首位クラブ・ブルージュとの一戦でデビューを飾ると、直接フリーキックでいきなりの決勝点を叩き込んだ。続くズルテ・ワレヘム戦でも自ら獲得したPKを決め、デビューからの2試合連続ゴールを記録している。

「日本のニュー・センセーション」と久保を表現する現地紙は、これまで国際的にはそれほど知られている存在ではなかった同選手について、スイスメディアや代理人などに取材を行い紹介記事を掲載。スイス移籍当初に「スシボンバー」と呼ばれたことや、スイスのイメージは「ハイジ」とインタビューに答えていたことなども伝えられている。

 スイス『デア・ブント』紙の記者は、久保がスイスでのデビュー直後にも連続ゴールを決めて大きなインパクトを与えたことを振り返っている。だがヤングボーイズで絶対的な存在にまではなれなかったとして、「だからこそ、ブンデスリーガなどではなくベルギーへの“中間的なステップ“を選んだのではないかと思う」と述べた。

 代理人のマウリツィオ・モラーナ氏は、久保が京都サンガでデビューした17歳当時から「大人のようだった」とメンタル面を称賛。ボルシア・ドルトムントからの関心なども噂されていたが、冷静にヤングボーイズへの移籍を選んだと話している。

 ヘントのハイン・ヴァンハーゼブルック監督や、ヤングボーイズのチームメートだったチェコ人DFヤン・レチヤクスなども久保についての取材を受けたようだ。言語面で意思疎通に支障がないこと、新チーム内で積極的にコミュニケーションを取ろうとしていること、ヤングボーイズでもチームメートたちとの関係が良好だったことなどが述べられている。

 久保は現地時間11日に行われたKASオイペン戦でもデビューから3試合連続の先発に起用された。3試合連続ゴールはならなかったが、今後のさらなる活躍が期待されるところだ。

【了】

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