柴崎岳【写真:Getty Images】
新天地で慣れない環境への順応に苦しみ、胃の不調を訴えている柴崎岳。現在はホテル住まいで治療に専念しており、代理人が現地入りして24歳の回復をサポートするという。地元メディア『デポルプレス』などが報じた。
柴崎の代理人を務めるロベルト佃氏は、12日にも現地入りして食事面などの改善をサポートするようだ。同氏は柴崎がテネリフェ島に到着した直後のメディア対応で流暢なスペイン語を披露しており、言語面でも選手を助けることができる。
地元メディアは柴崎が不調を訴えた主な原因を食文化ではないかと分析している。テネリフェ島で本格的な日本料理を食べられる場所は少なく、現地は油を多く使った重い料理が多いという。また夕食の時間も日本より遅く、夜11時ごろ食べるのが一般的とされている。
こういった文化の違いがストレスとなって積み重なり、柴崎の胃に負担をかけてしまったのかもしれない。現在は体重も落ちており、症状が落ち着いてもコンディション回復までにはしばらくかかると見られている。
柴崎は英語やスペイン語を十分に理解できず、周りとコミュニケーションが取れないこともストレスになっている様子。ロベルト佃氏はテネリフェ島に数日間滞在する予定になっている。その間に出来る限りストレスを取り除き、サッカーに集中できる体調と環境を整えられるだろうか。
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