アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督【写真:Getty Images】
アーセン・ヴェンゲル監督が今シーズン限りで退任する場合の後任として、クラブは4人の新指揮官候補を密かにリストアップしているという。9日付の英紙『ミラー』が伝えている。
1996年以来アーセナルを率い、在任20年を突破したヴェンゲル監督だが、今シーズン末までとなっている現在の契約は延長されていない。13年ぶりのプレミアリーグ制覇が厳しい状況に追い込まれたことも影響し、今季限りでついにアーセナルを去るのではないかという憶測も強まりつつある。
クラブはヴェンゲル監督の退任に備え、新監督の候補を探り始めているのかもしれない。『ミラー』によれば、その候補リストに名前があるのはボルシア・ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督、ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督、レバークーゼンのロジャー・シュミット監督、モナコのレオナルド・ジャルディム監督の4人だという。
現リバプールのユルゲン・クロップ監督の後任としてドルトムントで評価を高めているトゥヘル監督は、10日の会見でこの噂について質問を受け、「何の情報も与えられない。私はその話について何も知らない。ここで幸せだ」とコメント。ドルトムントでの仕事を継続する姿勢を見せている。
一方で、ヴェンゲル監督の続投の可能性も消えてはいない。2年間の契約延長も交渉のテーブルに乗せられているものの、ヴェンゲル監督は今シーズンの最終成績を確認した上で決断を下すという姿勢を取っているという。
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