テネリフェに加入した柴崎岳【写真:Getty Images】
スペイン2部テネリフェのビクトル・ペレス・ボレゴGD(ゼネラルディレクター)は、同クラブに加入したMF柴崎岳への日本メディアからの注目度に「驚いた」と認めている。8日付のスペインラジオ『カデナ・セール』が、スペイン紙『アス』によるインタビューでのコメントを伝えた。
リーガ1部のラス・パルマスへの移籍に近づいていると報じられていた柴崎だが、移籍市場最終日の1月31日に一転してテネリフェに加入することが決定。今季末までの半年契約を交わし、2部クラブで欧州初挑戦をスタートさせた。
柴崎の加入により、2部のクラブに対するものとしては異例の注目が極東のメディアやファンから集まることになった。「柴崎がクラブに加入したことによる、日本メディアからの期待の大きさには驚いたよ」とボレゴGDもそのインパクトの大きさについて述べている。
ボレゴGDはまた、柴崎をチームに適応させるべく全面的な支援を行っていく姿勢も強調した。「我々が優先しているのは、彼ができるだけ早く適応し、チームメートたちやスタッフ、クラブと心地よく過ごせるようになることだ。文化の違いから少し時間が必要なのは当然だが、馴染むのにそう時間はかからないだろう」
柴崎は移籍後最初の試合となった4日のエルチェ戦にはベンチ入りせず。12日の次節バジャドリー戦でのデビューが期待されるが、7日には胃腸炎のため練習を休んだと現地メディアで伝えられており、デビューが遅れる可能性も懸念されている。
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