2人の功労者が去り新たなサイクルへ
昨季はゼロックススーパーカップを勝利し、怪我人に苦しみながらもファーストステージは4位で乗り切ったものの、夏に塩谷司がリオ五輪の日本代表にオーバーエイジ枠で選出され、浅野拓磨もアーセナルへと移籍。
青山敏弘も負傷からトップパフォーマンスに戻るのに時間が掛かり、セカンドステージは10位に終わった。年間総合順位でも6位と就任以降5年間で3度のリーグ優勝をもたらしてきた森保一監督において不本意といえるシーズンとなってしまった。
不変だった3-4-2-1のシステムに2トップなどのオプションを加えたものの、固定したメンバーで戦ってきたことへの勤続疲労なども否めず、チームに新たな刺激が必要だと感じる2016年だった。今オフには佐藤寿人が名古屋グランパスへ移籍、森崎浩司が引退と新たなサイクルに入ることを予感させた。
2017シーズン 選手の補強一覧
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