レバークーゼンに所属するハカン・チャルハノール【写真:Getty Images】
レバークーゼンに所属する22歳のトルコ代表MFハカン・チャルハノールが、4ヶ月の出場停止処分中に受け取る予定の給与を全て拒否する構えを見せた。7日に英メディア『BBC』が報じている。
事の発端は2011年、当時未成年だったチャルハノールはトルコ1部トラブゾンスポルへ移籍することで契約合意していたが、それを反故にしてカールスルーエと契約延長し、その後にハンブルガーSVへ移籍。契約違反だとしてトラブゾンスポルが訴えを起こしていたが、これをスポーツ仲裁裁判所(CAS)と国際サッカー連盟(FIFA)が支持し、4ヶ月の出場停止処分を受ける形となった。
この問題に関してチャルハノールは「父に”契約書にサインする必要がある”と言われた」と答え、父親から言われた通りに書いただけであると主張している。ただ、結果的に無関係なレバークーゼンにも迷惑をかける形となってしまった。その事について同選手は「レバークーゼンはこの問題とは何の関係もない。クラブに対してさらなる害を与えるべきではないと思っている。だから、出場停止処分中に給与を払う必要はないと考えたんだ」と答えている。
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