アントニー・マルシアル【写真:Getty Images】
元マンチェスター・ユナイテッドのミカエル・シルベストル氏は、FWアントニー・マルシアルがMFポール・ポグバの道を進まないことを願っている。英メディア『トークスポーツ』で語った。
2015年夏にユナイテッドの一員となったマルシアルは、今シーズンのチームでポジションを得られず苦しんでいる。21歳の同選手は、プレーできないことへの苛立ちを口にすることもあった。
ユナイテッドは2012年に一度ポグバを失った経験がある。期待の若手だった同選手はなかなか出番がないことに不満でクラブとの契約延長を拒否し、2012年夏に退団。フリーでユベントスと契約を交わした。イタリアで評価を高めた同選手は、昨年夏に移籍市場最高額の移籍金でユナイテッドに復帰している。
シルベストル氏はマルシアルに我慢を求めており、「彼は昨シーズンのチームで多くの点を獲った。でも、今シーズンは違う選手だ。夏はフランス代表で調子が上がらずチームから外れた。そして、(夏に加入したFWズラタン・)イブラヒモビッチに背番号を譲らなければいけないという出来事もあったね。彼はそれに満足していなかった」とコメント。「彼はまだ若く、多くのことを学ばなければいけないということに気づかないとね。彼に忍耐があることを願う。ポグバのようなことは起こらないといいね」と述べた。
今シーズン終了後の移籍が噂になったマルシアルだが、現時点でポグバの道を進むつもりはないようだ。同選手は6日、「新聞で言われていることは気にしない。間違ったことだからね」と自身のツイッターに記している。
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