フェネルバフチェのロビン・ファン・ペルシ【写真:Getty Images】
トルコ1部のフェネルバフチェに所属するオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシが、ベジクタシュとのダービーマッチで見せた相手への挑発的な態度が話題となっている。5日付の英紙『メトロ』など複数メディアが伝えた。
現地時間5日に行われたトルコカップのベスト16の試合で、フェネルバフチェは同じイスタンブールを本拠地とするベジクタシュと対戦。72分にファン・ペルシが決めた1点が決勝点となり、フェネルバフチェが準々決勝進出を決めた。
前半には、ファン・ペルシが相手DFドゥシュコ・トシッチを退場に追い込み、フェネルバフチェが数的優位に立っていた。トシッチとの接触プレーで険悪なムードになり顔を突き合わせたファン・ペルシは、相手の頭突きに対して派手な素振りで転倒。そばで見ていた主審はトシッチに一発レッドカードを提示した。
72分にファン・ペルシがゴールを決めた際のパフォーマンスも、相手に対して挑発的なものだったとみなされている。ピッチに膝をつけて滑ったファン・ペルシは、横にいたトルコ代表MFオウズハン・オズヤクプの方に顔を向け、「どうだ」と言わんばかりの態度を取ったように見える。オズヤクプとファン・ペルシはそれ以前に口論になっていた場面もあった。
アーセナルの下部組織出身のオズヤクプは、2011/12シーズンにはトップチームでもプレーし、ファン・ペルシとチームメートだった。「僕はある選手(ファン・ペルシ)と特別な友人だった…今日まではね。ピッチ上では選手の性格が表れるものだよ」とトルコメディアが同選手による試合後のコメントを伝えている。
ファン・ペルシに対しては、J1のサンフレッチェ広島が獲得への関心を示したとも先日報じられていた。ブラジルのサンパウロも獲得への動きを見せているという。
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