チェルシーのアントニオ・コンテ監督【写真:Getty Images】
インテルは、来シーズン以降のチームを率いる指揮官として、チェルシーのアントニオ・コンテ監督の引き抜きを計画しているという。伊紙『トゥットスポルト』が5日に伝えている。
インテルは今シーズンの開幕直前にロベルト・マンチーニ監督が退任。後任となったフランク・デ・ブール前監督もわずか84日で解任される結果に終わったが、ステファノ・ピオリ現監督のもとでチームは復調し、現地時間5日のユベントス戦に敗れるまでリーグ戦7連勝を記録していた。
だがオーナーである中国の蘇寧グループは、イタリアと欧州の強豪クラブとしてインテルを完全復活させるため、プレミアリーグで大きな成功を収めつつあるイタリア人指揮官の招へいも視野に入れているのだという。就任1年目でチェルシーを首位快走に導いているコンテ監督だ。
ユベントスやイタリア代表の元指揮官であるコンテ監督に対し、インテルは4年間で総額6000万ユーロ(約73億円)という破格の報酬を用意しているとみられている。4億ユーロ(約486億円)という巨額の補強資金も準備してコンテ監督の気を引こうとしているとのことだ。
インテルCEOを務める蘇寧グループ副会長の劉軍氏は5日に、「我々の国際的マネジメントと投資を通して、インテルを再び欧州の頂点へ引き上げたい」と野心を口にしている。その第一歩としてコンテ監督の引き抜きに動くのだろうか。
【了】