マルティン・カセレス【写真:Getty Images】
ミランは、DFマルティン・カセレスの獲得を断念した。アドリアーノ・ガッリアーニCEOが、伊メディア『プレミアム・スポルト』で明かしている。
サイドバックに負傷者が続出しているミランは、このポジションをこなせるカセレスに関心を示していた。問題視されていたメディカルチェックはパスしたものの、条件面でミランのオファーが十分でないことが報じられていたところだ。
この件について問われたミランCEOは、「我々が獲得を検討していた選手だが、提示額が十分ではなかった。彼はメディカルチェックを全てパスした。だが、条件面で合意できなかったんだ」と獲得失敗を認め、「ほかのクラブでの幸運を願っている」とコメントした。
ただ、カセレスの獲得失敗は痛かったようで、「右も左もセンターもこなせるから、我々の状況に合うと思ったのだがね」と悔しさをのぞかせた。そして、「アントネッリとデ・シリオの復帰を待つよ。これで移籍市場は終わりだ」と、これ以上の動きはないことを宣言している。
ミランは現地時間5日のサンプドリア戦で、MFのユライ・クツカとセンターバックのアレッシオ・ロマニョーリをサイドバックで起用していた。
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