セルタの本拠地エスタディオ・バライドス【写真:Getty Images】
現地時間5日に開催が予定されていたリーガエスパニョーラ第21節のセルタ対レアル・マドリー戦は延期となることが4日に決定された。この延期に伴うマドリーの今後の試合日程について、4日付のスペイン紙『マルカ』などが見通しを伝えている。
スペイン北西部のガリシア地方は大嵐に見舞われており、セルタの本拠地エスタディオ・バライドスでは観客席上部の屋根の一部が破損。安全面への懸念などから試合の延期が決定された。3日に予定されていたデポルティボ・ラ・コルーニャ対ベティス戦も同じく延期となっている。
マドリーは昨年12月に日本で開催されたクラブ・ワールドカップに出場したことでリーガ第16節のバレンシア戦も延期されており、今月22日に開催が予定されている。さらに、セルタとの試合も今後の日程のどこかに組み込まねばならないことになる。
マドリーがチャンピオンズリーグ、セルタがヨーロッパリーグでそれぞれ決勝トーナメントに勝ち進んでいることも日程の調整を困難としている。どちらかのチームが決勝トーナメント1回戦で敗退するようであれば3月や4月のミッドウィークに延期試合を開催することが可能かもしれない。両チームともに欧州で勝ち進んだとすれば、最終節直前の5月17日水曜日まで開催がずれ込む可能性もある。
ミッドウィーク開催が予定される4月5日の第30節の前に強引に延期試合を割り込ませる案も可能性のひとつとして伝えられている。第29節の試合を土曜日に行ったあと、月曜日にセルタ対マドリー戦、木曜日に第30節、日曜日に第31節という過酷な日程が想定される。
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