マウロ・イカルディとディエゴ・マラドーナ氏【写真:Getty Images】
アルゼンチン代表のレジェンドであるディエゴ・マラドーナ氏は、同代表のエドガルド・バウサ監督がインテルのFWマウロ・イカルディに会って話をしたことを批判している。3日に『ESPN』に語ったとして、イタリア『ANSA通信』など複数メディアが伝えた。
インテルのエースとして活躍を続け、セリエAでゴールを量産しているイカルディだが、アルゼンチン代表では2013年に1試合プレーしたのみ。だがバウサ監督は現地時間の3日にインテルの練習場を訪問してイカルディやMFエベル・バネガと会食したことが報じられており、来月行われるアルゼンチン代表の試合にイカルディが招集される可能性もあるのではないかとみられている。
だが、マラドーナ氏はこれを快くは思っていない。「バウサがイカルディと会ったのであれば、彼もイカルディと同じ裏切り者だ」と語った。
マラドーナ氏がイカルディを非難するのは、同選手の”略奪婚”に原因がある。イカルディは、サンプドリア時代のチームメートでもあったFWマキシ・ロペス(現トリノ)の妻だったワンダ・ナラ氏を奪い取って結婚する形となった。マラドーナ氏はこの件で以前からイカルディを「裏切り者」と強く批判していた。
一方でバウサ監督は、イカルディを招集する可能性があることは認めつつ、代表復帰を確約はしていない。「バネガとイカルディと話をした。我々が彼を追い続けていることは彼も知っている。いつでも招集される可能性はあるが、彼だけではなく他の選手たちとも話をしたかった」と『ESPN』に語った。
アルゼンチン代表は3月にロシア・ワールドカップ南米予選でチリ代表、ボリビア代表との対戦を予定している。その2試合に向けた招集メンバーが発表される時、イカルディの名前はあるのだろうか。
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