バスティアン・シュバインシュタイガー【写真:Getty Images】
マンチェスター・ユナイテッドは3日、ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントに向けた登録メンバーを発表した。
その中には、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で構想外になり、一時はリザーブチーム送りも経験したバスティアン・シュバインシュタイガーの名前も含まれていた。
元ドイツ代表キャプテンは今季前半戦のほとんどをベンチ外で過ごしたが、昨年11月にトップチームの練習に復帰すると、先月29日にはFA杯のウィガン戦に先発起用されゴールも決めた。チームから外されても文句を言わず、努力を続けてきたことが報われてモウリーニョ監督の信頼を取り戻したということだろう。
ユナイテッドは冬の移籍市場でモルガン・シュナイデルランとメンフィス・デバイをそれぞれエバートンとリヨンへ放出し、ELの登録枠に空きができていた。そこに信頼を回復したシュバインシュタイガーが入った形となる。
なお、控えGKのサム・ジョンストンがアストン・ヴィラへレンタル移籍した影響で、FA杯ウィガン戦でトップチームデビューしたポルトガル人GKジョエル・ペレイラもELの登録メンバー入りを果たしている。
フェネルバフチェの後塵を拝し、グループステージを2位で突破したユナイテッドは、EL決勝トーナメント1回戦でフランスのサンテティエンヌと対戦する。後半戦はカップ戦なども重なり過密日程となるだけに、シュバインシュタイガーにも重要な試合で出番が回ってくるかもしれない。
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