マウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
セリエA得点王という実績がありながら、2013年以来アルゼンチン代表から遠ざかっているマウロ・イカルディ。だが、この度代表と“復縁”を果たす可能性が出てきた。
アルゼンチン代表のエドガルド・バウザ監督は、3日にインテルの練習場を訪問し、その夜にハビエル・サネッティ氏が経営するレストランでイカルディやエベル・バネガと食事を共にしたという。
同監督が『ESPNラジオ』に語ったところによれば、今後アルゼンチン代表にイカルディを招集する用意があるようだ。「マウロは我々が彼を追っていることを理解している。現時点ではとてもよくやっているし、招集されるかもしれない」と将来的な呼び戻しを示唆した。
イカルディは2014/15シーズンに22得点を挙げてセリエA得点王に輝いた。今季も22試合で15ゴールと抜群の成績を残しており、ローマのエディン・ジェコやユベントスのゴンサロ・イグアインと熾烈な得点王争いを繰り広げている。
だが、バウザ監督は別の選手がアルゼンチン代表のポジション争いで優位に立っていることも強調した。「現状はイグアインが攻撃陣のファーストチョイスであり、ルーカス・プラットも招集したときはよくやっていた」と具体的な選手名を挙げてイカルディを特別扱いしない姿勢を見せている。
豪華なアタッカーがしのぎを削るアルゼンチン代表において、前線のメンバーに誰を選ぶかは監督にとっても悩ましい問題だろう。
なお、バウザ監督は週末にトリノでユベントス対インテルを視察する予定で、その試合ではイグアインやパウロ・ディバラの状態もチェックする。イカルディが来月発表される予定のアルゼンチン代表メンバーに含まれるか、しばらく注目が集まることになりそうだ。
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