アトレティコ・マドリーのアントワーヌ・グリーズマン【写真:Getty Images】
アトレティコ・マドリーのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの獲得を巡り、マンチェスター・ユナイテッドのクラブ内で意見の対立が生じているという。2日付のスペイン紙『アス』が報じている。
アトレティコで活躍を続けるグリーズマンは、ユナイテッドが獲得を熱望している選手であることが盛んに伝えられてきた。ユナイテッドの伝統の背番号“7“が用意されているとも、MFポール・ポグバと同額のクラブ最高年俸での来季からの契約が合意に達したとも報じられている。
だが『アス』によれば、ユナイテッドを率いるジョゼ・モウリーニョ監督はそれほどグリーズマンの獲得に乗り気ではないとのこと。グリーズマンの能力を高く評価してはいるものの、自らのチームのスタイルに適応するかどうかについては疑問を抱いているという。だがクラブ内にはグリーズマンの獲得を後押しする者もおり、モウリーニョ監督との間に意見の対立が生じているとのことだ。
グリーズマン獲得のために必要となる巨額の費用も、指揮官が難色を示す一因だという。アトレティコにはグリーズマンを手放す意志はなく、ユナイテッドが同選手を獲得するためには契約解除金に設定された1億ユーロ(約122億円)の満額を支払う以外に方法はないとみられている。
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