ガラタサライのルーカス・ポドルスキ【写真:Getty Images】
トルコ1部のガラタサライに所属する元ドイツ代表FWルーカス・ポドルスキは、トルコのシーズン終了後にJ1のヴィッセル神戸へ移籍することが合意に達したとみられている。3日付のトルコ紙『ミリエット』が伝えた。
神戸への移籍の可能性が盛んに報じられてきたポドルスキだが、現時点でJリーグ入りは実現に至っていない。ここ数日でポドルスキ本人やクラブ幹部らによる移籍否定のコメントが伝えられており、トルコメディアではこの冬の神戸移籍の可能性は消えたものとみなされている。
Jリーグではシーズン開幕後の3月末まで新戦力を加えることが可能であり、ポドルスキ加入の可能性が完全に消えたわけではないが、トルコの移籍市場は1月末ですでに終了。ガラタサライはポドルスキの代役となるFWを獲得してはおらず、その点でも同選手を放出する可能性は低くなったと言える。
だがトルコでの報道によれば、ポドルスキは今シーズン終了までガラタサライに残ることを決めたが、シーズン終了後には神戸へ移籍することが合意に達したという。神戸はこの冬にポドルスキを獲得すべく移籍金700万ユーロ(約8億5000万円)を提示していたが、獲得を3ヶ月(トルコのシーズンは5月終了)遅らせる引き換えに、移籍金を500万ユーロ(約6億800万円)に引き下げることで両クラブが大筋合意したとされている。
ガラタサライ側は、この結論を受け入れたポドルスキにも神戸にも満足している模様だ。クラブ幹部による言葉として、「彼は良いオファーを受けたが、我々が彼を必要としていることを理解してくれた。その彼の好意に我々も応えるべきだった。日本のクラブも紳士的に対応してくれた」というコメントが伝えられている。
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