ローマFWフランチェスコ・トッティが、５日のユヴェントス戦を前に、ローマの個々の選手はユヴェントスより強いと語った。ローマのキャプテンは、ユヴェントスがグループとしてより強いチームだとしつつ、常に「ちょっとした助け」もあったと話している。

勝ち点５差で首位ユーヴェを追うローマが、敵地ユヴェントス・スタジアムに乗り込む５日の一戦は、注目の大一番だ。トッティはイタリア『メッサジェーロ』で、ユーヴェが２連覇を果たし、現在も首位に立っている理由を聞かれると、次のように話している。

「彼らには強くて堅固なグループがあり、勝利への意欲にもあふれている。それに、彼らは３年前から一緒にプレーしているんだ。一人ひとりで言えば、僕らの方が強い。でも、彼らはグループとしてより強いんだ。それに、彼らは勝ってきた。勝利は成長を助ける。ユーヴェに来る人はみんな、勝たなければいけないと知っている。それに、あそこなら何かしらで勝つと知っているしね」

「どういうことか？　僕は以前、ユーヴェ戦ではいつも１１人対１４人になると言って処分対象とされたじゃないか…。それから変わったか？　ちょっとした助けは常にあった。意図的なものではなかったと願っているよ。ただ、１回、２回、１０回とあれば、常に気をつけなければいけないよね…」

５日の試合について、トッティはこのように続けている。

「面白い試合になるだろう。両チームともオープンに戦うしね。厳しい試合になるだろうけど、僕らは勝つために敵地へ向かう。ドローに興味はない。僕らにはユーヴェを倒せる可能性があるからだ。僕らはどのビッグクラブにも勝ってきた。あとは彼らだけだ」

一方で、スクデット争いについて聞かれると、次のように答えている。

「今話すのはまだ早すぎる。後半戦が残っているんだ。３月４月になって、勝ち点２、３差だったら、考えるのは当然だね。でも、勝ち点３差でもいいよ。これから彼らはオリンピコに来なければいけないしね」

「勝ち点８差だったら、すべてがもっと難しくなる。ユーヴェは強いから、なかなか勝ち点を落とさないだろう。ただ、彼らもヨーロッパリーグがあるからね。（５日の試合で）勝てば、僕らは自分たちとリーグにシグナルを送ることができる。スクデットを最後まで争うのは、ナポリじゃなくて、僕たちとユーヴェだってね」