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ウェスト・ハム、”喧嘩別れ”したパイエを異例の非難。「心から落胆」

text by 編集部 photo by Getty Images

ディミトリ・パイエ
ウェスト・ハムを去ったディミトリ・パイエ【写真:Getty Images】

 ウェスト・ハムに所属していたフランス代表MFディミトリ・パイエは、古巣のマルセイユへ移籍することが現地時間の29日夜に決定した。ウェスト・ハムのデイビッド・サリバン共同チェアマンは、クラブ公式サイトでパイエを非難するコメントを述べている。

 パイエはウェスト・ハムに対して移籍を強く要請し、放出に応じないクラブやファン、チームメートらとの関係が悪化。ウェスト・ハムはマルセイユから提示された最初の2度のオファーに納得していなかったが、最終的に移籍金2500万ポンド(約36億円)での合意が発表された。

 通常であればクラブを去る選手に対しては、形式的にではあっても「貢献に感謝する」「今後の活躍を祈る」などのコメントがクラブ公式サイトに掲載されることも多い。だがウェスト・ハムは“喧嘩別れ“したパイエへの不満を隠そうとはせず、サリバン共同チェアマンによる非難声明を掲載している。

「ディミトリ・パイエがウェスト・ハムへのコミットメントと敬意を見せなかったことに対し、クラブは心からの落胆の思いを述べたいと思う。クラブとファンは彼にコミットメントと敬意を示していた。特に、昨年には好条件での5年半の新たな契約という形で彼に報いたばかりだった」

 サリバン共同チェアマンは、金銭的にはパイエら主力選手の売却を必要とはしておらず、「どの選手もクラブより大きな存在ではないことを示すため」同選手を残留させることを望んでいたと主張。だが監督の要望とチームの団結のために最終的に放出を決めたと説明している。

【了】

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