セビージャの清武弘嗣【写真:Getty Images】
セビージャの日本代表MF清武弘嗣は、このまま残留することになるのだろうか。ホルヘ・サンパオリ監督は、残り2日となった冬の移籍市場で誰も放出することはないという見通しを示している。29日付のスペインメディア『デスマルケ』などが伝えた。
セビージャは先日、アルゼンチン人MFワルテル・モントーヤの獲得を決めた。モントーヤは30日にセビージャ到着を予定しているとのことだが、現時点ではEU外の外国人枠が埋まっており、登録メンバーに加えることはできない。
外国人枠を占める3人の選手のうち、放出の可能性が最も高いとみられているのは清武。だがサンパオリ監督は、同じく放出が噂されるイタリア人GKサルバトーレ・シリグも含めて移籍の可能性に否定的なコメントを述べている。現地時間29日のエスパニョール戦後に語った。
「これ以上の(移籍の)動きがあるとは思わない。シリグは今週ずっと体調が悪かっただけだ。これ以上メンバーの変動はないと思う。もしモントーヤが来ても外国人枠が空かないのなら、6月まで待たなければならないだろう」
清武はエスパニョール戦で招集メンバーから外れており、ポジション争いの状況は依然として厳しい。メジャーリーグサッカー(MLS)からのオファーや、本人が日本帰国を望んでいるという話も伝えられている。
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