ユニフォームを掲げるエトーだが…【写真:アムカル公式サイトより】
ロシア1部のアムカル・ペルミへ移籍することが合意したと報じられた元カメルーン代表FWサミュエル・エトーだが、事実は異なっていたようだ。同クラブとの接触は、単に旧交を温めるためのものであったことが明らかにされた。
トルコ1部のアンタルヤスポルでプレーする35歳のエトーは、アムカルへの移籍が合意した模様だと現地時間26日に報じられた。プロキャリアで11クラブ目となる移籍先は、2011年から2013年までアンジ・マハチカラに在籍して過ごしたロシアのクラブになるとみられていた。
実際に、アムカルはクラブ公式サイトでエトーについての記事を掲載。背番号「36」にネームも入ったアムカルのユニフォームを掲げるエトーの姿は、どう見てもこのクラブへの入団発表のようだが、事実はそうではなかった。
写真とともに伝えられた内容によれば、現在トレーニングキャンプのためトルコを訪れているアムカルがアンタルヤのレストランで昼食を取った際に、エトーが“ゲスト“として招かれたとのことだ。2002年にサンフレッチェ広島を率いた経験もあるアムカルのガジ・ガジエフ現監督は、エトーが在籍したアンジの元監督でもあり、同選手とは親しい仲だという。
背番号36のユニフォームは、今年3月に36歳の誕生日を迎えるエトーにプレゼントとして贈られたものだと説明されている。現時点では、エトーがアムカルに移籍するという事実はない模様だ。
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