パフォーム・グループのジェームズ・ラシュトンCEO【写真:フットボールチャンネル編集部】
今季からJリーグの放映権を取得した「DAZN」を提供するパフォーム・グループのジェームズ・ラシュトンCEOは、フットボールチャンネルの取材に答え、さらに他のリーグ戦の放映権も取得する可能性があると語った。
DAZNは2017年シーズンから10年間総額2100億円という大型放映権契約を締結。昨季までJリーグの中継はスカパー!がメインだったが、JリーグのファンはDAZNに加入することになる。
スカパー!でJリーグを視聴するためには少なくとも月額3000円弱の費用がかかるが、DAZNは月額1750円。さらに、日本ではドイツ・ブンデスリーガ、フランス・リーグ1などの欧州リーグに加えて、野球やラグビーなど様々な競技も含まれている。
しかし、スカパー!はUEFAチャンピオンズリーグやUEFAヨーロッパリーグを中継しており、イングランド・プレミアリーグを視聴するためにはJ SPORTSまたはスポナビライブ、スペイン・リーガエスパニョーラを視聴するためにはWOWOWまたはスポナビライブに加入する必要があり、各国リーグ戦を幅広く楽しみたいファンにとっては経済的な負担が大きい。
DAZNが今後、他のリーグの放映権を取得する可能性について、ラシュトンCEOは「努力していきます」と答え、前向きに検討していると明かした。
「Jリーグ(の放映権)を獲得したのは最後ではなく始まりです。これからも日本において有力なコンテンツをどんどん追加していきたいと思っていますので、ご期待ください」
また、ラシュトンCEOは「Jリーグの関係者もパフォームの株主も、来年の今頃にJ SPORTSと同じくらいにならなければならないということを期待しているわけではないです。3年、4年、5年と時間をかけて、基盤を拡大していきたいと思っています」と、長期的ビジョンを掲げている。
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